【歴史的名著】『無病法』 ルイジ・コルナロ、中倉玄喜

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今回紹介するのは「食べない健康法」の元祖と言われるルイジ・コルナロの名著。
西洋では有名な方のようなのですが日本ではあまり知られておらず、Wikipediaにも載っていません。

16世紀からこのような考えがあったことに驚きですが、102歳まで生きたというのもすごい。

いくつかポイントをピックアップします。

まず、自分の体質によく合った食べ物を見つけることにした。
この探求において私が最初に試みたことは、俗にいわれていた、「口に合うものは体にも合い、体に合うものは口にも合う」という格言が本当にそうなのかどうか、その真偽を確かめることであった。
その結果、私はこの格言が間違っていることを発見した。なぜなら、美味しいものの中には、私の胃にとって良くないものが少なからずあったからである。
人の体質はそれぞれ違っているので、自分で何度も試行錯誤を経験することなくしては、自分の体質を見きわめたり自分に合った食べ物を選択したりすることなど、できないからである。
飲食いずれの点でも重要なことは、質よりむしろ量の制限である。したがって、自分によく合ったものでも、これを多く摂ることは控えなければならない。

コルナロは試行錯誤のうえで102歳まで健康に生きられる食事法を編み出したのだそう。
○○を食べろ!とか、逆に○○は食べるな!という健康法が巷にはあふれていますが、自分自身で色々試していくことが重要です。
また、こんなことも言っています。

じじつ、一日一食とはいえ、その食事を満腹するまで食べた人で長生きした人を、私は知らない。

一日一食だとやはりお腹がすくのでやってしまいがちですが、ここは気をつけていきたいところですね。

一日総量でわずか350グラムの食べ物と400ccの飲み物(ワイン)。コルナロはこれを二度に分けて摂っていた。一食あたり、食べ物約170グラム、ワイン200ccである。これをわが国の現代の目安でいうと、それぞれレトルト・パックのご飯一袋すなわち茶碗に一杯と、缶コーヒー1缶ほどの量にすぎない。

だいぶ少ない食事です。
このように、現代だとどういうことか、最新の研究成果からコルナロの食生活を紐解く解説も充実しています。
その中で理想的な食生活も紹介されていました。

現代の日本人にとって理想的な食生活

・未精白穀物:50%
→玄米、麦、トウモロコシ、そば、全粒パン
・野菜、海藻類、果物、木の実、発酵食品:40%
→発酵食品:納豆、みそ、漬物など
・魚介類:10%
→小魚、エビ、貝類などの全体食
→大型海洋魚の切り身や缶詰などは除く

できるだけ避けるべきもの
・肉類
→獣肉、鶏肉、ハム、ソーセージ、ベーコンなど
・砂糖、卵、牛乳、油、ヨーグルト、チーズ、クリーム、バター、
マーガリン、精製塩、化学調味料、これらを材料とした菓子類その他、
油脂や添加物や塩分の多い食品、アルコール類、甘味料入り飲料水など

実際に102歳まで健康に生きたコルナロの言葉はどれも説得力のあるものばかりでした。
また、食生活に関する研究内容がコンパクトにまとめられているのもわかりやすく

これは小食をするなら必読書です!

 


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