【組織には「毒」のような緊張が必要】組織の毒薬 by 日高裕介

毒薬のイメージ

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マネジメントを極めるために活動中。 組み込みからiOS/Androidアプリ、Webコンテンツ、ビッグデータ分析までいろいろやっているITエンジニア。 PM歴は一年。スクラムマスターはじめました。


組織の毒薬 サイバーエージェント副社長の社員にあてたコラム (NewsPicks Book)

こんにちは、そば(@sobarecord)です。

今回ご紹介するのはサイバーエージェントの副社長である日高裕介さんが社内向けに書いたコラムをまとめた一冊。
(2017/08/29 発売です!)

サイバーエージェントはアメーバブログAbemaTVといったWebサービスを提供している会社です。
数あるサービスのうち、日高さんはゲーム事業部を担当されているのだそう。

余談ですが、ゲームと言えば「GRANBLUE FANTASY(グランブルーファンタジー)」「Shadowverse(シャドウバース)」で有名なCygamesがその傘下のひとつ。
イタリアのプロサッカーリーグであるセリエAの強豪チーム、ユヴェントスのスポンサーになったことが注目されています。

どんな本?

サイバーエージェントは終身雇用を打ち出しつつも、ユニークな人事制度が多くあり、組織作りに注力している印象のある会社です。

仕事は辛いこと、憂鬱なこと、面倒くさいこともあるという事を前提として、それをみんなでどう乗り越えていけばよいかという日高さんの考えが綴られています。

前回ご紹介した喜びを軸とした会社とは真逆の考え方だなという印象を受けました。

【喜びのある働き方が成功の元】ジョイ・インク by リチャード・シェリダン

2017.08.24

気になった、参考になったコラムの一部を引用します。

05 気持ちよく働いてもらおうと思う必要なんてない

仕事を依頼する時は、本来厳しさも優しさも必要ありません。チームでゴールや目標の共有ができているかどうか、そしてメンバーがゴールに対して当事者意識を持てていることが理想形です。

13 まず、やってみる!

新規事業にかかわらず新しいことを始める際に事前に議論をし尽くして、リスクを最小限にとどめたいという気持ちは分からなくはないのですが、知らないことを議論するのはどこまでいっても机上の空論です。大枠の方向性さえ決めてしまえば、まずはやってみることで何らかの「当たりをつける」ことができます。

42 サイバーエージェントを20人の会社だと思ってください

なぜ20人の会社だと思ってほしいかというと、本当は存在しない、組織の常識やルールみたいなものがあると勝手に思い込んで仕事をしてほしくないからです。「仕事」や「ビジネス」という単語の幻想に惑わされないことは、自分が仕事や組織の当事者になるのに大事なことです。

 

この本のスゴいところ

社内向けのコラムがそのまま本になってしまうというところがスゴいです。

「発信の大事さについて」という章で日高さん自身も書かれていますが、その会社が何を大事にしていくのかというコトをトップが発信し続ける、これが組織運営には大事なことなんですね。

ここはどういう組織で、どこに向かっているのか?何がOKで何がNGな文化なのか?日々出てくる課題にどうやって向き合うつもりなのか?先ほどの個人の発信が大事なのと同じ話です。組織のビジョンや目標を示して「ハイ、おしまい」ではそれらもお題目になりやすく、理解も得られにくいものです。

 

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「仕事が苦手」だったという日高さん独自の考え方が勉強になりました。
組織で働くヒントに、情報発信の参考に読んでみるとよいかもしれません。