【良書】米海軍で屈指の潜水艦艦長による「最強組織」の作り方

最強組織

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米海軍で屈指の潜水艦艦長による「最強組織」の作り方

軍隊というと体育会系な感じで超絶トップダウンな組織というイメージです。
だいたいみなさんそういうイメージではないでしょうか?

こんにちは、そば(@sobarecord)です。

今回ご紹介するのは、元アメリカ海軍大佐でありリーダーシップコンサルタントのL・デビッド・マルケによるリーダーシップを説いた一冊。

アメリカ海軍で最低レベルの艦だった潜水艦「サンタフェ」。
そのサンタフェを「最強組織」にしたプロセスを余すところなく紹介しています。

本書のポイントは、命じるリーダーシップではなく、委ねるリーダーシップ
言い換えるとトップダウンではなくボトムアップの組織を作るという事です。

チームメンバーのモチベーションに悩んでいるリーダー、部下の育成に悩んでいるマネジャー必見です。

人を支配するリーダーシップは時代遅れ

海軍、そしてほとんどの組織におけるリーダーシップは、人を支配することが全てなのだ。

<中略>

しかし、このモデルが発達したのは、主な仕事が肉体労働だった時代なので、物理的な作業を効率良く行わせることに主眼が置かれている。

ドラッカーのマネジメントやロバート・K・グリーンリーフのサーバントリーダーシップにも書かれているように、良くありがちなピラミッド型の権力が集中している組織はダメだということです。

昔は経験年数=知識・技術=実力ということで上手くこの構造が機能していたのではないでしょうか。
上の人の言うことを聞いて働いていれば知識や技術がついてくる、そんな時代。
それが、情報収集や行動がどんどん容易になるように時代が進んできて、経験回数×知識・技術=実力になってきたのだと思っています。

バランスが崩れるのは明白ですね。

「ミスを避ける」だけの組織は失敗する

優れた成果をあげることには、ミスについて深く理解することも含まれる。つまり、ミスが起きた原因やミスを排除するために必要な措置を理解するということだ。

これは組織というよりも普段から気をつけておきたいこと。
ミスに目がいってしまいがちですが、成果を出すことが重要ですもんね。

委ねるリーダーシップを導入する方法

部下の自発性を高めるカギは、言葉遣いにある。上司に従うだけの者は、「権限が自分にない言い方」をする。

  • ~の許可をお願いしたいのですが
  • ~できればと考えています
  • 何をすべきか教えてください
  • どうすべきだとお考えですか
  • 何ができるでしょうか

一方、自発的に行動する者は、「権限が自分にある言い方」をする

  • これから~をします
  • 私の計画では~
  • ~するつもりです
  • ~しましょう

言い方を帰るだけで意識が変わるとのこと。

この言い方をするということは自分の頭で考えなくてはならないということです。
しかも、上司にOKと言ってもらうため上司が何を必要としているのかも検討しないといけません。

おのずと自主性、上司と同じ目線で考えるクセがつくのです。

最強の組織になる公式は存在しない

アメリカ海軍を去ってコンサルタントになってから、私は組織にはそれぞれ個性があり、1つとして同じものはないのだと知った。組織で働く人の育った環境も、権限を許容するレベルも、自由に対する感じ方も、人によって異なる。

これは超重要ポイント。

ある組織でうまくいっていることが、違う組織ではまったくうまくいかないことがあります。
それは人によっていろいろな考え、もっている文化が異なるため。

その多様性を尊重したうえでの組織作りをしていくべきです。

・・・

図書館でたまたま見つけた本でしたが、とても勉強になりました。
委ねるリーダーシップで最強組織を作っていきましょう!